城井1号掩体壕 大分県宇佐市
大分県宇佐市にある城井1号掩体壕(えんたいごう)です。掩体壕とは、敵の空襲から軍用機を守るために作られた格納庫のことです。
城井1号掩体壕は、コンクリート製の屋根がある有蓋掩体壕で幅21.6m、奥行き14.5m、高さ5.4mの大きさでゼロ戦や艦上爆撃機、艦上攻撃機用の小型掩体壕です。
掩体壕のあった宇佐海軍航空隊は、長さ1800m、幅80mの滑走路を備えた航空隊で終戦の年には米軍のB29より空爆を受けかなりの犠牲者もでています。
宇佐海軍航空隊も第二次世界大戦の末期には特攻隊の出撃基地にもなっており、城井1号掩体壕には鎮魂の碑なども祀られています。
城井1号掩体壕内の零戦のエンジン
本物の零戦のエンジンです。国東沖で引き揚げられた零戦のエンジンとプロペラが展示されています。
漁師の底引き網にかかり引き上げられたエンジンだそうです。
ボコボコと無骨にでっぱりのあるエンジンです。
でている部分がシリンダになるんでしょうか?14気筒X2000ccで総排気量28000ccで約1000馬力の化け物エンジンです。
エンジン後ろのギヤ周りも海中に長年あり戦後80年にもなるのに、今でも回りそうな感じです。
城井1号掩体壕の駐車場・トイレ
城井1号掩体壕は整備された戦争遺構になっており、専用駐車場もあり、トイレも併設されていました。
宇佐市では掩体壕(えんたいごう)が11基現存しており私有地などにも点在しています。
トイレの後ろにも農耕機が格納された掩体壕が見えていました。
城井1号掩体壕へのアクセス情報
城井1号掩体壕へのアクセス情報です。
宇佐神宮からは約7Kで車で15分ほどです。東九州道の宇佐ICからは約6Kで車で12分ほどです。
住所:大分県宇佐市城井159
城井1号掩体壕の周辺で観光
合わせて立ち寄ることをおすすめする「爆弾池」です。広大な宇佐平野を見渡すことのできる展望台もありキレイに整備された戦争遺構です。
全国各地にある4万社の八幡社 総本宮 宇佐八幡宮です。広大な境内を一度参拝してみてください。
宇佐市にある岳切渓谷です。一枚岩の浅瀬の渓谷が続いており、川の中を歩いて散策できます。水遊びなどに良い場所です。
宇佐市にあう古民家カフェ「もんじんこ」です。1000円でお気軽にランチの定食など頂けます。