旧蔵内邸 福岡県築上町
旧蔵内邸【おすすめ観光スポット】
福岡県築上町にある旧蔵内邸へ立ち寄らせてもらいました。
明治時代から昭和初期まで筑豊地方で炭鉱業等で財をなした蔵内家の本家で、蔵内家の繁栄の証として整備されており当時の景観が良く残った史跡です。
明治39年(1906年)に建築された後、大正5年(1916年)から大正9年(1920年)にかけて更に大増築がされています。
柱や廊下剤に台湾檜、天井にはケヤキ、黒柿、屋久杉など使われ細部まで手の込んだ細工が施された建物です。
入場料
旧蔵内邸の入場料は以下です。玄関を入るとチケット売り場まで案内して貰えます。
一般 310円
小学生・中学生 100円
所要時間
旧蔵内邸の所要時間ですが、駐車場からの徒歩往復分や横にある貴船神社の参拝まで含めて1時間15分ほどでした。
かなり広大な建物と庭園なので時間にゆとり持って行かれた方がゆっくり見れてよいかと思います。
最初に建物の簡単なガイドや説明ビデオなど見た時間なども含まれています。
駐車場から旧蔵内邸まで【鳥居を潜って田園風景を歩む】
城井川沿いの道路横にある広めの駐車場に車を止めて旧蔵内邸まで歩いて向かいます。
旧蔵内邸の建築に合わせて作られた貴船神社の鳥居を抜けて田園風景の中を歩いて向かいます。
旧蔵内邸は貴船神社の左横にあります。
駐車場から旧蔵内邸の入口までは220mほどで徒歩3、4分程度です。
玄関【贅を凝らした佇まい】
旧蔵内邸の玄関です。玄関からして贅を凝らしている感じが伝わって来ます。
庶民が所要で訪れたりしたら、私はここまで結構です御主人様によろしくお伝え下さいと行って帰りたくなるかもです(笑)
なお玄関手前の屋外の建物に綺麗なトイレもありました。
宝蔵【説明ビデオ拝聴 調度品陳列】
玄関から入って受付窓口で入場料を支払うと、係の方に建物の説明などガイドして貰らいつつ一番奥に有る宝蔵まで案内して貰えます。
宝蔵では短い旧蔵内邸の説明ビデオが見れるので、それを見てから館内を自由に見て回ることができました。
旧蔵内邸は増築増築で何棟もの建物が繋がっている感じで建てられており年代などによっても趣向や作り方が異なっていて見ていても楽し建物です。
宝蔵は大正5年(1916年)に増築された建物で、蔵の中はかつての調度品などが展示されています。
大広間・入側縁【庭園を望む広間】
大広間と庭園
18畳の二室からなる大広間です。すぐ横に広大な庭園を眺めることができて、とても気持ち良い広間になってます。
ここで庭を眺めながら、ぼーっとすごしたらすごく贅沢な気分になれそうです。
広大な大広間と入側縁
18畳の二室に加え入側縁は24畳もあるので、合わせると60畳もの広さです。
入側縁は屋久杉が使われた弓形天井になっていて、ただ広いだけでなく当時の大工さんの技術の粋を使って建てられた建物になってますよ!
こちらは大正7年(1918年)に増築された建物だそうです。
トイレ・お風呂・脱衣所【豪華な大理石やタイル張り作り】
トイレと洗面台
トイレと洗面台です。中には入れませんが近くから見ることができました。
大理石や鮮やかな文様のタイルなどが多用されていて、こちらも趣向が凝されてますね
お風呂
お風呂も大きくないですが白の大理石と大きな市松模様のタイルで作られており贅沢感はとても感じられました。
脱衣所と言うか部屋!?
脱衣所ですが、普通に部屋ですね。夏の風呂上がりに涼む場所として作られてるそうですよ!
十分客間として使えそうな広さと細工のように思えます。
応接間【精巧な細工の欄間や障子】
応接間と庭【品格のある襖】
こちらも庭に面した広大な広さの応接間です。庭を横から見てる感じで気持ち良い場所になってます。
御主人様が出てくるまで控えさせて頂きますって感じが漂ってくるような気分になりましたけど(汗)
応接間は、旧蔵内邸で最も古い100年以上前になる明治30年代に建てられた建築物だそうです。
繊細な細工で調和のとれた欄間・襖・障子
欄間や障子にはかなり繊細な細工がほどこされています。襖も見事な作りですね。
茶室【庭を望む開放感】
茶室・茶具
庭が眺められるとても開放感のある茶室になっています。
とても雰囲気がよくゆっくりお茶を楽しめそうな空間です。
茶室は大正8年(1920年)に増築されています。
茶室から庭を望む
茶室から外を見た景観です。庭がとても良い感じですね。横には応接間が見えてます。
庭園【建物外観 水くみ場】
建物外観
旧蔵内邸の邸内を見て回った後、外から庭の方も拝見しました。
池には鯉が泳ぎ、外から見た建物も増築増築されているので屋根の作りなどがそれぞれ異なり面白いです。
水くみ場
旧蔵内邸の建物の下を用水路が通っており、水くみ場が庭にあります。
池まで水が流れていくような感じでしょうね。
旧蔵内邸の匠
作りの異なる天井
旧蔵内邸の天井です。
天井だけでも弓形天井だったり、斜めに組まれてたり、船底のようになってたりで、それぞれの場所で作りが異なり各部屋や廊下を巡ってて関心してしまいました。
部屋だけでなく是非天井なども見て回ってみてください。
継ぎ方の異なる廊下の床板
旧蔵内邸の廊下の板ですが、板の継ぎ方が場所によって異なってました。
板と板が真っ直ぐ継いでおらず、斜めに切られたり三角形に切られたりで、廊下もゆっくりみてまわると面白いかと思います。
床下の異なる建物土台
建物床下の土台部分ですが、これも建築された年代で異なるのですかね?
天然石の上に建てられていたり、切石の上に建てられていたりで違いを見つけるの楽しめました。
夏目友人帳の舞台紹介【聖地巡礼】
夏目友人帳 漆の9話、10話で旧蔵内邸がモデルになったと思われるシーンが登場しています。
左右逆転してたり少し変更が入ってる所はありますが、旧蔵内邸や旧蔵内邸周辺がモデルになっているようですよ!
夏目友人帳については、以下で紹介しているZZチョンチョンさんのXを拝見させてもらいました。
旧蔵内邸近くの道・門構え
旧蔵内邸近くの道と門構えです。門構えは少し味付けされているようですが夏目友人帳でも登場してますね。
門構えは所々いじっているようで#夏目友人帳#三春邸#舞台探訪#聖地巡礼#築上郡築上町#旧蔵内邸 pic.twitter.com/TmtOcMwzSL
— ✿ ZZチョンチョン✿ (@ZhongZhongzhi) December 15, 2024
応接間・外観
応接間と建物外観です。建物や応接間は左右逆転しているようですが、夏目友人帳で描かれてる建物や部屋は同じに見えています。
応接間にお通しになってます#夏目友人帳#三春邸#舞台探訪#聖地巡礼#築上郡築上町#旧蔵内邸 pic.twitter.com/5kMb07UqCk
— ✿ ZZチョンチョン✿ (@ZhongZhongzhi) December 15, 2024
大広間・廊下
大広間・廊下です。こちらも左右逆転しているようですが、夏目友人帳の中で登場しています。
大広間横の回廊#夏目友人帳#三春邸#舞台探訪#聖地巡礼#築上郡築上町#旧蔵内邸 pic.twitter.com/NX9TeMNLI6
— ✿ ZZチョンチョン✿ (@ZhongZhongzhi) December 15, 2024
旧蔵内邸へのアクセス情報
旧蔵内邸へのアクセス情報です。東九州道の築城ICから約4Kで車で7分ほどです。
以下の地図は旧蔵内邸の駐車場の場所にしています。
住所:福岡県築上郡築上町上深野535
TEL:0930-52-2530
定休日:水曜日、年始年末
開館時間:9:30-16:30(入場は16:00まで)
旧蔵内邸 駐車場
地図で示している駐車場です。城井川沿いの道路横にあるので見つけやすくて止めやすいです。
旧蔵内邸は最初に紹介しているように、少し歩きます。
城井川から旧蔵内邸に向かうと建物敷地の左奥にある駐車場です。広さはかなり広いです。
ちょっと細い路地を入るので見つけにくいですが、建物横なので歩かずに旧蔵内邸へ向かえます。